さよなら自分

終わったことを書いていきます。

はてなブログを再開したタイミングで周辺が慌ただしくなってブログもオイタもできてない件

久しぶりにはてなブログに戻ったが、かつてやり取りしていたブロガーの多くが活動を止めていた。記事更新の停止、WordPressへ移転、You Tube、ブログ削除などだろう。久々に地元に戻ったら知ってるお店が閉店or移転していたことを知った感覚に似た気分である。とはいえ、人は人、自分は自分。全く気にすることでもない。

さて、何を書こうかな?さすがに下ネタは制限すべきお年頃だし、オジサンのプライベートを紹介するのも違う。かといってビジネスでドヤってもボロが出そうだ。

ん〜どうしようかな。そんな矢先に自身の周辺がバタバタし始め、ブログを書いてる場合ではなくなってしまったのだ。

まずは会社の経営悪化。僕が所属する業界は、コロナによる人の移動制限でもれなく大きな損失を被っている。そのため、経営状況は2020年の春からダダ下がりしていた。その間、会社は存続のためになりふり構わず対策をとった。

  • 主要事業の一部を同業他社に売却
  • 大幅な人員整理(100人 ⇒ 50人以下)
  • 高年収者の給与見直し(最大年収1,000万円の人が600万円程度)
  • オフィスを狭くして家賃削減(300㎡以上 ⇒ 100㎡以下) 
  • 申し込める給付金や補助金の申請

など。その間「コロナが落ち着けば回復する!」を合言葉に持ち堪えてきたが、待てど暮らせど回復の兆しはなく、会社の負債も中2男子の股間同様に膨らむ一方だった。

 

もはやここまでか・・・

 

そんな創業以来の大ピンチに救世主(買収先)が現れた。その会社は事業だけではなく、従業員も引き受けるという決断をしてくれたのだ。もちろん会社の返答はイエス!イエス!イエス!断る理由なんて一つもない。

そして従業員は、その会社へ行くか行かないかの選択肢を迫られることになり、僕はノーと返した。話そのものは有り難いが、再び厳しい業界に行く気になれなかったことに加え、副業禁止だったことで即お断りしている。

 

 

・・

 

・・・

 

 

ん?

 

 

 

無職?

 

 

否!

 

 

会社の業績悪化から長く続かないと感じ、昨年の10月に会社を作っておいた。こちらは知人と2人のみの会社で、WEBコンサルティング・マーケティング・ディレクターなどの案件を請ける会社である(エンジニアではないSES)。

設立当初は『需要あるのかな?』と心配していたが、想像以上に案件が舞い込むのだから分からないものだ。これもひとえに一緒に始めた知人の功績が大きい。

自身は勤め先との同時並行で進めてきたが、会社の状況もあり、11月から100%コミットメントすることにした。んで、現在クソ激務真っ只中という状況。本当に忙しい。あれ?一日ってこんな短かったっけ?という程にあっという間に時間が過ぎてしまうので、もう少しバランス調整はしたいところだ。

ではでは。

私はヒモになりたい

私はヒモになりたい

  • やまもとせいげん
Amazon

 

「飽きっぽい」という能力

「飽きっぽい」

過去の合コンや面接で聞かれた「どういう性格ですか?」に対する本音はこれである。勿論正直に「飽きっぽいです」なんて伝えるとネガティブな印象を持たれがちなのでとは言わないが、いや、性格というよりは欠点に近いものがある。とにかく飽きっぽいのだ。人、場所、イベントなど、何をしていても直ぐに飽きてしまう。

身近なところでいえばスマホのアプリ。ダウンロードして削除するまで20分程度のアプリが何度あったことだろうか。

洋服もミニマリスト的な思考ではなく、「これはもう着ねえな」と判断すれば、どんな高い服でも躊躇なく捨ててきた。

そんな性格のため、自分探しや何となく始めた程度で趣味に繋がったことがない。過去には何度か「絶対楽しいって」という言葉に誘われ、登山や釣りにボルダリングなどに挑戦したが、どれも二度目はなかった。

そんな性格なので多趣味の人が不思議である。どういう切り替えをしているのだろうか?と。仕事の忙しさは関係ないところも関心ポイントの1つ。仕事にプライベートに全力投球というやつ。そういう人の周りには多くの友人(ダチ)がいる。共通の趣味を通じて出会って4秒で合体、、、間違えた、、出会って交際して性交渉、、、間違えた、、、交際に発展する場合もあるので敵わない。

恋愛ついで暴露すると、飽きっぽい性格は恋愛に於いても厄介だ。特に20代前半は酷かった。

  1. 出会う
  2. 連絡を取り始める
  3. 徐々に距離を詰める
  4. (飽き始める)
  5. 付き合う
  6. 夜のプロレス
  7. (飽きる)
  8. 別れたくなる
  9. 振られる

過去の女性に言われてきたセリフナンバーワンは、「私の話聞いてる?」だ。確かに聞いてなかったので反論のしようもなく、そこから一気に心の距離が離れ、最後は振られて終わり。

ただ、無念さは0。振られる頃にはその女性に対しての熱も冷めているので、どこかホッとしていた。実際に振られた当日は、年末年始休暇前夜のようなワクワク感しかない。失恋すると仕事に影響出る人もいるが、僕の場合は失恋で仕事のパフォーマンスに悪影響が出た経験は皆無。そもそものパフォーマンスに問題はあるが。

と、色々飽きてる飽きてる言ってみたものの、最近はそういう経験が少なくなってきて、「飽きた」という経験をしてないことに飽きたので、先日とあるパーティーに参加した。詳細は次回。

 

久しぶりにはてなブログに戻ってみたくなった

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと

はてなブログ10周年おめでとう。

多くの方の記事を見ていくうち、僕も書いてみようと思ったものの、数年前に閉店ガラガラしていた。

ということで、久々にはてなブログに復帰してみる。振り返ったら5年ぶりだった。

当時は本業が激務になったことで、徐々に更新する気が失せて辞めた記憶がある。同時期に更新していたブロガーも次々と消え、今知っている人は極僅かとなった。

今回もいつまで続くか分からないが、超絶マイペースに更新してみたいと思う。

 

さて、再開一回目。

お題にもある「10年で変わったこと・変わらなかったこと」について書いてみたい。

10年で変わったこと・変わらなかったこと

変わったこと①圧倒的な老い

2011年〜2021年の10年を振り返ってみて変わったことといえば、圧倒的な老いだろう。

2011年に30代に突入した時は『うわ〜おっさんになっちまったwww』なんて思っていたが、その言葉にはどこか余裕があった。

それに比べ、今年2021年に40代に突入してみると、オジサンの完全体になったと痛感している。

具体的には

  • シミ・シワ・たるみの顕著化
  • 髪が細くぺちゃんこに
  • ジェネレーションギャップ
  • 疲れやすくなった
  • 涙もろくなった
  • 友人の子供が中学生や高校生に
  • アイドルを覚えられない
  • モーニングスタンディングが0
  • お肉スティックがくたびれてきた
  • お肉スティックの利用頻度激減
  • お肉スティックの最高強度がピーク時の半分以下
  • お肉スティック下のエコバックが三日以上経過した餅巾着みたい

後半からやや変な方向にいってしまったことは反省しているが、事実なので許して頂きたい。

にしても老いよ……。

我が家のリビングにあるGoogle Nest Hubが、2011年頃の写真を表示してくれるのだが、そこに写っている自分が別人のよう。

実際に初めて会う方に年齢を予想してもらうと、(気を使って)若く見積もって頂いても38、9歳とほぼ正解。

特にこの1、2年の加速具合がエグい。マスク生活のせいで表情筋も落ち、寝起きは爺さんのキャン玉の裏のようにシワッシワ。爺さんのキャン玉裏見たことないけど……。

変わったこと②遊びや飲みの機会

変わったような変わってないような。この1年はコロナの影響で人にリアルで会う機会はめっきり減ったが、その前から少しずつ減っていた。その理由も「明日早いからなぁ」などの体力衰退が原因だったりする。

にも関わらず毎晩無駄に夜更しする生活リズムの悪さ。

変わったこと③仕事の変化

2011年〜2013年末までは忙しいだけで薄給生活だった。忙しい割にはお金がなく、買い物やヌキを我慢する日々。

2014年の転職を機を収入アップし、その後投資活動、パラレルワーカー活動の影響もあり、10年前に比べて随分と余裕ができた。

が、「お金がない」は変わらない。理由は収入アップ分がそのまま妻氏へ流れているため。この点については諦めた。恐らく年収が幾らアップしようと、僕自身の懐が温まることはないのだろう。

 

変わったことはこのぐらい。

変わらなかったこと①人間関係

良くも悪くも変わってない。強烈な趣味がないので、プライベートで新規の友達ができることもなさそうだ。仕事での人間関係も、以前別プロジェクトで一緒になった人と一緒に仕事する機会などもあり、世間の狭さを感じた10年。

変わらなかったこと②生活

結婚してもうすぐ10年だけど、何とか継続できている。何とか。犬氏猫先生も元気。

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変わらなかったこと③下心

2010年頃から始まったFANZA(旧DMM)のダウンロード数は270を超えた。その時々によってキャバレーやバーレスク東京、OPパブ、リフレなどのパトロール活動は継続している。あ、お金ない原因これか。

 

まとめ

ということで、ここからまたポチポチ更新していくのでヨロシク。

コンビニで働く女子高生に恋した話

ゴールデンウィークが今年もやって来る。

 

暖かくなりましたね。お元気ですか。

 

ゴールデンウィークが近づくと、恋の話がしたくなります。

 

コンビニバイトの女の子に恋をした話、はたくさん落ちていますが実際に口説いた勇者の話はあんまり聞きません。

 

今日は遠い遠い昔、高校生だった私がコンビニで働く女子高生にアタックをした話です。

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高2の頃、春休みの三月に近所のコンビニに通っていました。

行くのはほぼ夜。

 

住宅街だったので、お客は地元の方が多かったです。

通い始めた頃、一人でレジに立っている同い年ぐらいの女子高生が、制服姿にコンビニのエプロンで接客していたのを覚えてます。(セーターにエプロンって、いいよね)

パッチリした目、ハキハキした挨拶、笑った時のえくぼ、ポニーテールとシュシュ、品出しをする際の危ないポージング、制服の上からでも分かる確かなボリューム。。。惚れない理由はありませんでした。

 

ある日の会計の後、その人にこっそり電話番号を書いたメモを渡しました。

彼女は微妙な表情でそれを受け取り、こう言いました。

 

「彼氏いるんで、、」

 

次の日の夜も彼女に会いに行きました。

なんとなく、煙たそうにしている顔が印象に残ってますが、数回繰り返すうち、少しずつ打ち解けてくれました。

 

いつも夜九時半前、割と空いている時間帯に狙って行くのです。

当時はずいぶん話す人だな、と思っていましたが今考えれば年頃の女の子って感じでしょうか。

近くで見ると髪はツヤツヤで肌はモッチモチ、まるで全盛期の風吹ジュンのような人でした。

 

私は「まだ諦めたわけじゃねえぞ」という気持ちを込め、毎日こしあんまんを買っていきました。

 

「太りますよ」なんて突っ込んでくれましたが、当時絶賛あんまんにドハマリしていたのでスルーしました。

 

「つぶよりこし派だよ」

 

「私は肉まん派笑」という言葉が今になって妙にエロく感じるけど、そんなやり取りを毎日しているのがその内楽しみになりました。

 

まんがきっかけで、話がはずむようになりました。

 

ピザまんは食べたっけ。カレーまんが欲しいです。

好きな体勢は?後ろなんだろうけど、コンビニじゃ言えるはずもありませんね。

 

そうやってコンビニのまんをコンプリートしたころ、彼女のバイトも最終日を迎えました。

私も、四月からは少し離れたコンビニへ行くと言いました。

 

最終日のレジで、私はいつものこしあんまんを頼みました。

 

「最終的にはこしあんまんが一番です」

 

どうしてですか?と、聞かれたので「そこにこしとあんとまんがあるから」。

 

本当変態ですね、と笑われました。

 

家に帰って包みを開けてみると、さっき買ったこしあんまんが使用済みの玉袋みたいにフニャフニャになってました。

 

 

 

 

中二病のような濁った白い包み紙。

 

 

 

 

 

裏にして見るとメッセージが印字されてました。

 

 

 

 

 

メッセージはこんなの

 

 

 

 

 

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気持ちと体は重ならなかったし、指さえ入れられなかかったし、彼女のまんはコンプリートできなかったけど、今でも町であんまんを見かけるとあんまん欲がピュ、と動くのです。

 

参考元:コンビニで女子高生が恋に落ちた話 - おのにち

毎回慌ただしくホットドッグを頬張る女性に声を掛けてみた。

モテる女性とはどういう人だろう?要因の一つに"愛嬌の良さ”を挙げる殿方がいる。

では愛嬌とは?見方によっては媚びてるようにも見えるし、同姓から嫌われる恐れもある。しかし、男性から見た場合、やはり愛嬌ある子は可愛らしく見えるのも事実。

では、愛嬌がない女性は可愛くないのか?モテないか?となると決してそうでもないから難しい。

今日はそんな話を。

キャピキャピしているOLはいつの時代も眩い

平日の12時過ぎ。OLさんが2、3人でお昼休みに出かける姿は今も昔も美しく、まるでTSUBAKIのCMを見ているよう。彼女達のような眩い存在を見るだけでも昼は社外へ出る価値があると言っても差し支えない。 

和食にイタリアンにフレンチに破廉恥。六本木を少し歩けばそこには多くの選択肢が彼女達を手招きして待っている。店内に響く他愛も無い会話もよい。

「今度の旅行どこ行こうか?」「温泉行きた~い!」

「彼氏がさ〜」「うわ〜それは酷い!」

「今度◯◯君からご飯食べに行こうって誘われてるの!!」「良かったじゃん!!」 

可愛いとウザいが程よくミックスされた浮かんでは消えるトークに終わりはなく、こうした声をオカズに昼休憩を満喫している。 

愛嬌がなくても

しかし、全てのOLがハッピーオーラを出しているわけではない。特にたまに行くバーガーショップで会うOLさんは、常に物騒なオーラを身に纏っている。

www.asclassics.com

※ちなみにお店はここ。メインはハンバーガー。

彼女はなぜか常にホットドッグを食べている。ハンバーガーが大きすぎて頬張るのが難しいというのもあるだろうがなぜだろう?

私も一度ホットドッグを食べたことあるが結構大きかった。

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仕事が忙しいのだろう。食事中も左手でホットドッグを頬張り、右手でスマホをいじる。少ししてスマホを「バンっ!」とイラつき気味にテーブルに置いたかと思ったら直ぐにメール(LINE?)が届いたのかまた右手でスマホをいじる。今まで5回程会っているが、ほば毎回このパターン。

純粋に仕事が忙しいのか、元々の性格なのかは不明だが、彼女のことが気になっていた。無論、それが余計なお世話だろうというのは薄々気付いてるけど。。。

相席のチャンス到来

話は少し逸れるが、相席居酒屋というのをご存知だろうか?

これは厳密にはあくまでお店の仕様であり、本格的な相席ではない。言わばプレイだ。

ということで本当の相席を昨日味わった相席先輩として、今回は説明する。 

相席の経緯

昨日の店内はいつもより混んでいた。それは外国人集団がいつもより多かった影響だが、私は彼らよりも先に入店していたので、いつも座る出口寄りのテーブル席を確保することができ、ハンバーガーを食べていた。しばらくすると一人の女性が近づいてきて「ここいいですか?」と。

直ぐにイライラ女だと気付いたが、何食わぬ顔で「あっ。どーぞ」とクールに対応した。

席に座ると彼女は私から視線を逸らし、いつもと同じで左手でホットドッグ、右手にはスマホを持ってカチャカチャカチャと。表情を見ると眉間にしわを寄せてた。

左手には愛する人から貰った指輪が光り輝いて欲しいし、右手にはホットドッグではなく、もう少しリアルに伸縮するスティックをしごいて欲しいし、寄せて欲しいのは眉間のしわではなくOPだったり。。。とお馬鹿なことを考えているうちに気付いたことがある。

良く見たらエクボがあって可愛らしい女性だ。誰かに似ている。誰だろう?あっ、、、昔ミニスカポリスに出ていた来栖あつこ似ではないか! 

・・・見れば見るほど似ている・・・本人だろうか?念のため先生に聞いてみたら、アメーバブログをやってらっしゃった。 

atsukokurusu.com

最近の投稿で顔が出ているがやはり似ている。。。本人かな?

この時点で私の関心はホットドッグがどうとか、仕事が忙しいかどうかよりも目の前に座る貴女が来栖あつこなのかどうか?に変わっていた。もし本人ならばお世話になった挨拶をしないといけない。場所は俺達の六本木。本人の可能性は十分ある。

いざ質問
時間もないので恐る恐る聞いてみた。

「あのーーーー?」

「はい?」

「この店たまに来るんですけど、いつもホットドッグ食べてませんか?」

すると

「あっ私もたまに見る人だなって思ってました(笑)ここのホットドッグ美味しくないですか?」

初めて彼女の笑顔を見た。やはり来栖あつこだ!続いてというか本命の質問を小声で聞いてみた。

「間違ってたら申し訳ないんですけど、タレントの来栖あつこさんですか?」

すると

「いや、よく言われますけど違います(笑)」

失敗した……。聞かなきゃ良かった。よく見ると本人よりも若そう。

その後少し話したが、彼女は近くの会社で働くOLさん。毎日帰りが遅いから昼間に敢えてジャンクフードを食べ、その後の空腹感を消しているようだ。

※もうそんなことどうでも良かったけど。

楽しい時間はあっけなく過ぎ去り、彼女はお店を出た。最後に「また会えば(笑)」と、やや迷惑そうな顔で店を後にした。

ストローは何処へ

こうしてここ数ある悩みの一つだった「ホットドッグガール」事件は無事に?解決した。

余談だが、立ち去る彼女に対して「片付けておくからそのままでいいですよ」と置き去りにしたドリンクのストローをどう使ったかまでは言えない。言えやしない。。。 

行き場のない哀しき勝者達

夕方はだいぶ涼しくなってきた。季節が変わりつつあるので、僕も少し変化を加えてみようと思う。

今日は福男選びでも。

みんな福男

毎年兵庫県の西宮神社で行われる「開門神事福男選び」。これは、早朝の6時から太鼓の合図で本堂を突っ走って1位を目指すレースである。


www.youtube.com

ニュースで目にする度「今年もやってるな〜」と見ているが、どこか他人事でない気持ちがフツフツと湧くのも事実。

 

多くのライバルを出し抜いて1位を目指す。

 

感のいい人は気づいたと思うが、これは我々が生まれる前に勝ち取ったレースそのものではないだろうか。

デッドオアアライブ

それは生まれる前の話。我々は狭い空間で外の世界への憧れを抱いて質素に生きていた。外界へ行くチャンスは、定期的に行われる夜のプロレス終了を告げる一瞬(発射)のみ。

しかし、意を決して飛び出した後は同僚と競い合わなければならず、それを制しても望んでいるゴールが待っているとは限らない過酷なレースでもあった。

レースが数回行われ、『今回も優勝者なし!』という知らせを審査員から受ける数が多くなると、当然ながら候補生の中にも疑念が生まれ始める。

「ゴールなんてあるのか?」

「無駄死にじゃないか。。。?」

しかし、辞退しても待っているのは地味な毎日。打破するにはレースに参加するしかない。だからこそ、優勝者が現れなくても、レース開催の度に候補生はこぞって参加を表明する。

こうして何度も開催されたレースに、遂に勝者(お宮入り)が現れる。それが我々。

運良く優勝した我々は、その数カ月後に『オギャー!オギャー!オギャー!』と生まれて今がある。福男選びのニュースを見て少し止まってしまうのはこのためだろう。

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そして思う。

志半ばにして離脱していった同志達、先のレースでお宮入り出来なかった先輩達の分までしっかり生きないといけないということを。

福男選びレースに警鐘

しかし、最近はどうしたことか、以前よりも優勝者が少なくなってきているようだ。

あるレースは誰が1位になってもゴールはティッシュ・・・

あるレースは誰が1位になっても場外行き・・・

あるレースは誰が1位になってもマウス経由のティッシュ・・・

特殊なケースとして1位になってもお宮付近の“ケツ”という審査員特別賞・・・

もしくはレース事態がケツ・・・

レース事態がオプションでマウス・・・

場合によっては『手だったのか〜い!!』なんてレース・・・

ゴールの行く先を失った哀しき勝者達の心情を思うと胸が痛い。そしてイカ臭い。

カピカピになった彼らは、やがて勝者から「イカ臭い」悪者と罵られ、まるで存在すらなかったことになってしまう。ゴミ箱、お手洗い・・・そこが参加者の望んだ場所でないのは誰が見ても明らかだが。。。

だからこそ、警鐘を鳴らしたい。

夜のプロレスはしっかりお願いしますよと。優勝が無理ならせめて審査員特別賞を!と。

売上の低迷が続くマクドナルドで奮闘する一人のマザー

月初になると前月のアクセス数や広告収入を発表する人を目にするけど、それよりもマクドナルドから発表される売上低迷の知らせが僕を落胆させる。今年に入ってからも下がり続ける売上を見ては、一人の美女を心配せずにはいられなくなってしまう。

その美女とは地元の最高傑作と言われた逸材で、性格も成績も良く、程よく実ったボデーで「天は二物を与えた」と誰もが口にするほどの高嶺の花。名前が【エリ】ということもあり、お馬鹿な連中はティッシュメーカーとかけて「エリエールする」と言っては頭の妄想をフル稼働させていた。

そんなエリエールは地元の低レベルな男ではなく、大学で出会ったこれまた優秀な彼氏と順調に交際を続け、25歳でめでたく結婚。旦那さんは超がつく程の有名企業でキャリアを重ね、結婚式から約1年後には長女が誕生した。こうして誰もが羨む成功街道を突き進んでいた。

それから数年後、僕が住んでいた町のマクドナルドで店員として働くエリエールを見た。『あれ?』と聞くと『お母さんも子供見てくれるし、少し働こうかなと思って!』と、妊娠前まではデパートガールとして働いていたエリエールらしい選択ではあるが、ファーストフード店で働く姿を見るのは少し違和感も感じた。

それでも、数年ぶりに見たエリエールは相変わらず美しかった。例えばポテト。『パオパ♪パオパ♪パオパ♪』とポテトが揚がり、出来上がったポテトに程よく塩を振りかける姿はまるで妖精のようで、そのシーンを見る度に毎回食べたくもないハッピーセットを頼んでしまっていたのは僕だけではないはず。

しかし、やはり引っかかる。なぜ、旦那が一流企業勤めなのにパートをしているのか?ということ。ファーストフード店で働くのがNGではなく、お子さんを預けてまで働く必要があるのかな?金銭面ではない何かがあるのかな?という予想は直ぐに的中してしまう。

“幸せだったはず”のエリエールは結婚5年目で離婚することになった。原因は旦那さんの浮気。浮気というよりは愛人が数名いたらしく、エリエールも我慢の限界を超えてしまったようだ。当然親権は彼女に渡り、セレブママから働くママに変わって地元へ帰還する。驚いたのは地元へ戻ってもマクドナルドで働いていたこと。どうやら、パート時代の働きっぷりを本部が評価したらしく、社員に昇格したようだ。エリエールにはこういう未来が見えていたのかな?なんて考えたが、傷ついている彼女にそんなこと聞く権利は僕にあるわけなんてない。

その後地元へ戻る度にエリエールが働くマクドナルドへ行ってみた。当然ながらネームバッジの名前は旧姓で、以前よりも疲れた表情から、現在の苦労が垣間見えた。それでも彼女はお客さんが来る度に元気よく声を出し、以前よりも豪華なポテトの塩振りで「私は大丈夫」と背中で僕に語りかけた。塩の量は以前よりも多めで、思わず「しょっぺー」と言ってしまうほどだったが、エリエールにその責任を押し付けることは出来ない。

ただ、僕はどこか楽観している部分もある。衰え知らずのプロポーション、壇蜜を思わせる妖艶な瞳、話し相手をニヤニヤさせる内から湧き出るフェロモンと、まだまだ一人の“女”として土俵に立つ質が彼女には十分ある。勿論本人次第ではあるが、私はエリエールがもう一度幸せを掴むことを願っている。

マクドナルドの経験は今後の恋愛でも十分活きる。マクドナルドのマークに負けないエム開脚、ポテトの出来上がり音に負けない出来上がりの音「パオパァ~♡パオパァ~♡パオパァ~♡」、ポテトに振りかけている以上の潮。。。

もし彼女が再び幸せを掴んだ暁には、おめでとうの意味とマクドナルドの売上向上に貢献するため、とても食べきれない量のハッピーセットを頼みに行くつもりだ。その日を心待ちにしている。

 

日本一なが~いチョコを頬張る君を見ている

昨日は外に出るのが危険なレベルの暑さの中、1年ぶりに生まれ育った地元へ帰った。戻った理由は友人のお父さんの命日。友人のお父さんはとても面倒見の良い人で、小さい頃はよくプールや遊園地へ連れて行ってくれた。

僕は当時のことを今でも感謝しており、毎年7月下旬に会いに行くようにしている。そう考えているのは僕だけでなく、同じようにお世話になった人も同様に7月下旬になるとお父さんへ挨拶をしに行く。そして挨拶を済ますと「せっかくだから」と、広い居間でそのまま軽い同窓会をする。

 

参加者は電話番号、メールアドレス、LINEのIDも知らない“知人”レベルになってしまったものの、今でもこうして会うことが出来て近況などを話し合えるのは間違いなくお父さんのお陰。

・仕事何してるの?

・お子さん幾つ?

・結婚は?

・彼氏(彼女)できた?

一つ一つあまり興味はないものの、話が尽きることはない。

少しすると幼馴染みのお母さんが現れて「はい!どーぞ!」と子供の頃同様に大量のお菓子を持ってきてくれて盛り上がる一同。お母さんの中ではまだまだみんな子供だ。

テーブルにところ狭しと並ぶお菓子を懐かしむようにして皆食べ始める。すると、子供の頃デブだった女性が気になった。小学校6年時に60kg超えの巨漢女子だった当時のアダ名は見たまんまブー子。

出されるお菓子の8割はブー子に吸い込まれていく様を悲しく見ていたことを昨日のように思い出す。そんなブー子も今では3児の母で、当時の面影が見当たらないほどにスリムな女性へと変身している。それでも皆の中ではまだブー子。

「ブー子!こっちチョコあるよ!?」

「ブー子!よっちゃんイカもう食べないの?」

そんなフリにブー子はクールに「要らないよ(^^ゞ」と大人の対応で凌いでいた。ちなみにブー子が一番好きだったお菓子はチョコバット

この日もチョコバットが数本あったが、ブー子は一向に手を出さない。あれだけ1本と交換するためにドカ食いを繰り返していたブー子が1本も食べないとは。。。何とも時の流れを感じてしまう。

 

しかし、ブー子はブー子だった。誰かが「そろそろ帰ろうか?」と言った直後、目の前にあった日本一なが~いチョコにようやく手を出す。 

慣れた手つきでチョコの封を開け、勢い良く出てきたドス黒い先っちょをレロレロしている。暑さで若干溶けたチョコはピチャピチャと音を響かせ、そのトロけたチョコを丁寧に、時に豪快にパクっとする。上から下、下から上・・・どこで覚えたか分からない巧みな舌技に一同唖然。

「おいひぃ〜」と口の中にチョコを入れたまま話す姿は当時のままで、口の横にチョコを付けて話す姿も当時のまま。誰かが「俺のチョコもあげようか?」と言えば「いいの?」と吹っ切れたように頬張り始めた。「久々に食べると美味しいね!」と実に嬉しそう。そのままブー子は日本一なが~いチョコを4本も平らげた・・・

 

「また来まーす!」と別れの挨拶を済ませると、各々自転車、バイク、車で友人宅を後にする。僕はブー子が突っ立っていたので「乗せようか?」と聞いたが「あっ、今旦那来るから大丈夫!」と言った直後に旦那さんが到着した。旦那さんとは結婚式以来なので7、8年ぶり。「お久しぶりです」と相変わらず礼儀も正しい。

しかし、僕は知っている。この旦那さんがチョコバットから日本一なが~いチョコになることを。ブー子に巧みな舌技を教えたことを。そんなことを考えてニヤニヤしながら僕は友人宅を後にした。また来年会う日まで。。。